NAS(読み)ナス

デジタル大辞泉 「NAS」の意味・読み・例文・類語

ナス【NAS】[network attached storage]

network attached storageLANランなどのコンピューターネットワークに直接接続して利用する記憶装置総称ネットワーク接続ストレージネットワークハードディスクネットワークHDD

エヌ‐エー‐エス【NAS】[National Aerospace Standard]

National Aerospace Standard》米国航空宇宙規格航空機ロケットなどの製造に関する各種の規格。航空工業会(AIA)の航空宇宙企画委員会が策定する。

エヌ‐エー‐エス【NAS】[National Academy of Sciences]

National Academy of Sciences》全米科学アカデミー。科学や工学研究の分野業績を上げた学者を会員とする。1863年設立。本部ワシントン米国学士院米国科学アカデミー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「NAS」の意味・わかりやすい解説

NAS
なす

ネットワークに接続して利用する外部記憶装置。Network Attached Storageの略。装置本体はテラバイト級の大容量ハードディスクを内蔵し、LAN(ラン)回線によって複数のコンピュータなどの端末とネットワークを形成する機能を持つ。NASへのアクセス権限のある端末間では情報を共有でき、データの保存先をNASに設定しておけば、端末が故障してもデータ類が失われることはない。法人向けとして使われることが多いが、家庭用のNASも発売されており、デジタルカメラの画像やテレビ番組、音楽データなどの共有に使われる。家庭内の複数のコンピュータやタブレット型端末、ネットワークオーディオなどから利用可能で、情報を一括管理できるメリットがある。スマートフォンアプリに対応した機種では、外出先のスマートフォンから自宅のNASにアクセスして、必要なデータを閲覧したり録画番組を視聴したりすることもできる。同様な利用法は各種のクラウドサービスでも可能であるが、NASでは大容量が容易に確保でき利用料金も発生しない。反面、NASが置かれている場所が停電すると利用できなくなるほか(非常用の無停電装置(UPS)を利用している場合を除く)、内蔵するハードディスクが物理的に損傷するリスクもある。

[編集部]

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IT用語がわかる辞典 「NAS」の解説

ナス【NAS】

コンピューターネットワークに直接接続して使用する補助記憶装置。ハードディスクとイーサネットのインターフェースを搭載し、LAN(ラン)などのTCP/IPネットワークに接続してファイルサーバーに特化した機能を提供する。◇「network attached storage」の頭文字から。「ネットワーク接続ストレージ」「ネットワークストレージ」ともいう。

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