ゲルマニウム整流器(読み)ゲルマニウムセイリュウキ

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精選版 日本国語大辞典 「ゲルマニウム整流器」の意味・読み・例文・類語

ゲルマニウム‐せいりゅうき‥セイリウキ【ゲルマニウム整流器】

  1. 〘 名詞 〙 半導体整流器の一つ。ゲルマニウムのPN接合部の整流作用を利用したもの。低電圧・大電流用。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲルマニウム整流器」の意味・わかりやすい解説

ゲルマニウム整流器
げるまにうむせいりゅうき

ゲルマニウムのpn接合を用いた整流器。半導体でつくった整流器としては、古くは亜酸化銅整流器、セレン整流器などが使われていたが、1960年代以降ではこれらの整流器のかわりにゲルマニウム整流器やシリコン(ケイ素)整流器が広く用いられるようになった。これは、ゲルマニウムやシリコンを用いた整流器では接合部の許容電流密度が高いため、気密封止のためのケース、放熱のためのラジエーターおよび冷却装置いっさいを含めても、整流体の容積が前二者の数分の1以下となることと、逆方向の漏れ電流が少なく、逆耐電圧も高いことなどによっている。ただし、ゲルマニウム整流器は、順方向電圧降下がシリコンの半分以下と整流効率は勝るものの、高温・高耐圧特性は劣り、かならずしも安価ではない。したがって、低電圧大電流の電源装置には欠かすことができないが、一般にはシリコン整流器のほうが多く使われている。

[右高正俊]

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