ニューアカ(読み)にゅーあか

知恵蔵mini 「ニューアカ」の解説

ニューアカ

1980年代の日本で興った思想などの新たな潮流のこと。ニュー・アカデミズム(New Acadenism)の略。思想家の浅田彰が83年に刊行した『構造と力』(勁草書房)が15万部のベストセラーとなり、その中で提唱した「スキゾ」「パラノ」という簡便な二項対立の言葉も流行した。同年に思想家・中沢新一が刊行した『チベットモーツァルト』(せりか書房)と共に話題となり、マスコミは旧来の学問潮流に対しこれらの学問的アプローチを「ニュー・アカデミズム」と名づけた。以降、はっきりした定義のないままニューアカ的な潮流は隆盛し、浅田中沢の他、栗本慎一郎・蓮見重彦・柄谷行人・岸田秀などの論客がニューアカを索引していった。しかし、新人類やオタク文化の勃興と共に、ニューアカは80年代半ば頃より衰退していき表舞台から姿を消した。

(2015-3-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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