上向く(読み)ウワムク

精選版 日本国語大辞典 「上向く」の意味・読み・例文・類語

うわ‐む・くうは‥【上向】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 上を向く。あおむく。
    1. [初出の実例]「鼻孔のやや上向(ウハム)いた〈略〉貝原さん」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉五)
  3. 物事の状態や調子がよい方に向かう。調子が上がる。
  4. 相場物価が上がりはじめる。⇔下向く
    1. [初出の実例]「主人伝右衛門は懐手をして檜の相場の上向(ウハム)くをぢっと待って居た」(出典:江戸から東京へ(1925)〈矢田挿雲一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む