同一種類に属する生物の個体間にみられる違い。遺伝的変異と、遺伝しない環境変異とに分けられる。
[井山審也]
…これは寒さに対する適応とみられ,このような形質のこう配をクラインclineと呼ぶ。他方,ある限られた地域の小集団でみられる変異を個体変異または個体差という。個体変異は親から子へ遺伝する遺伝的変異と,環境条件によって変化し遺伝しない非遺伝的変異とに大別することができる。…
※「個体変異」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...