剪断応力(読み)センダンオウリョク(その他表記)shearing stress

関連語 名詞 前島

精選版 日本国語大辞典 「剪断応力」の意味・読み・例文・類語

せんだん‐おうりょく【剪断応力】

  1. 〘 名詞 〙 ずれに抗して、物質内に生じる応力固体では主にずれの変位関数であるが、流体では主にずれの速度の関数である。ずれ応力。ずり応力。

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最新 地学事典 「剪断応力」の解説

せんだんおうりょく
剪断応力

shear stress

(1)物体内部単位面積の微小平面である面素片Sを考え,Sを通してその両側が互いに作用しあう力のうち,Sの面内接線方向に働く成分。接線応力とも。単位はPa(パスカル)。[竹内 章]
(2)流れの底面や側面では,摩擦と流体の粘性のために流れのなかに速度勾配が生じる。この速度勾配に起因する単位面積当りの力が,流れのなかでの剪断応力で,次の式で表される。τ=μ(du/dy),μ:粘性,du/dy:速度勾配。剪断応力の大きさは,流れの縦断面においては,一般に底面で最大で上方に向かって小さくなる。流れの底面に働く剪断応力は流れの掃流力である。流れによる水底粒子の動きを考える場合,粒子周辺の流速を実際に測定するのは難しいので,底面での剪断応力を用いて流速を表示することが多い。また,摩擦速度(,τ:底面での剪断応力,ρ:流体の密度)も用いられる。

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参照項目:応力

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岩石学辞典 「剪断応力」の解説

剪断応力

物体の内部に考えた任意の単位面積を通じて,その両側の物体部分が互いに相手に及ぼす力をその面に関する応力という.その応力の面の接線成分を接線応力(tangential stress)または剪断応力という[長倉ほか : 1998].

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