デジタル大辞泉 「即心是仏」の意味・読み・例文・類語 そくしん‐ぜぶつ【即心是仏】 仏語。心の本体は仏と異なるものではなく、この心がそのまま仏であるということ。即心即仏。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「即心是仏」の意味・読み・例文・類語 そくしん‐ぜぶつ【即心是仏】 〘 名詞 〙 仏語。衆生の心がそのまま仏であること。心仏一体で差別のないこと。心の外に仏はなく、心と仏とは一体であること。即心即仏。是心是仏。即心。[初出の実例]「仏心宗の即心是仏の観、理はふかく、解はあさし。かかるがゆへに末代の行者、その証をうるときはめでがたし」(出典:往生大要抄(1212頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「即心是仏」の意味・わかりやすい解説 即心是仏そくしんぜぶつ 禅の教えを表す代表的な語の一つ。この心こそが仏であるの意味で、衆生(しゅじょう)と仏とはもともと一つであることをいう。馬祖道一(ばそどういつ)が発した語として有名で、即心即仏、是心是仏(ぜしんぜぶつ)ともいう。『華厳経(けごんきょう)』『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』など大乗経典にも基本的立場や同一の語がみられる。[石井修道] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例