大犬座(読み)オオイヌザ(英語表記)Canis Major

翻訳|Canis Major

デジタル大辞泉 「大犬座」の意味・読み・例文・類語

おおいぬ‐ざ〔おほいぬ‐〕【大犬座】

南天星座の一。オリオン座南東にあり、2月下旬の午後8時ごろ南中する。αアルファシリウスで、全天で最も明るい恒星(マイナス1.5等)。学名ラテン〉Canis Major

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精選版 日本国語大辞典 「大犬座」の意味・読み・例文・類語

おおいぬ‐ざおほいぬ‥【大犬座】

  1. 南天の星座。オリオン座の南東にあり、ギリシア神話の狩人オリオンに従う猟犬に見たてる。アルファ星は恒星中第一等の光輝を持つシリウス。

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改訂新版 世界大百科事典 「大犬座」の意味・わかりやすい解説

おおいぬ(大犬)座 (おおいぬざ)
Canis Major

略号CMa。α星のシリウスは全天第1の輝星で,光度-1.5等,A1型の主系列星である。この星は冬の宵空に見えるが,明け方太陽に先立って東の地平線に昇るのは夏の初めであり,古代エジプトではエチオピア高地雨季に続くナイル川はんらんを告げる星として信仰された。シリウスの名はギリシア語のセイリオス(焼きこがすものの意)から由来したもので,夏の土用を英語でドッグデイズdog daysと呼ぶのもこのことによる。β星はミルザムとも呼ばれ,2.0等でスペクトル型はB1,650光年の距離にある。散開星団も多く,なかでもM41は明るい。星空では猟師オリオンに従う犬に見たてている。概略位置は赤経6h40m,赤緯-24°。午後8時の南中は2月下旬である。
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百科事典マイペディア 「大犬座」の意味・わかりやすい解説

おおいぬ(大犬)座【おおいぬざ】

2月下旬の夕方,南天低く見える星座。α星はシリウス。オリオンの猟犬を象徴

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