帰着(読み)キチャク

デジタル大辞泉 「帰着」の意味・読み・例文・類語

き‐ちゃく【帰着】

[名](スル)
帰りつくこと。「無事母港に帰着する」
いろいろの過程を経て、最終的に落ち着くこと。「結局は最初の案に帰着した」
[類語]帰結帰趨帰する落ち着く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帰着」の意味・読み・例文・類語

かえり‐つ・く かへり‥【帰着】

〘自カ四〙 出発したもとのところに着く。帰着する。⇔来着く
源氏(1001‐14頃)宿木「下りたる座にかへりつき給へる程、心苦しきまでぞ見えける」

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世界大百科事典(旧版)内の帰着の言及

【租税】より

…単税制度の例としては,重農学派の代表者ケネーの〈土地単税制度〉が有名である。あらゆる租税は転嫁して結局は土地の純生産物に帰着するから,土地収益に直接課税するのが最も効率的と考えて,土地の純生産物に対する単一の租税を提唱した。ところが現実には,単税制度をとっている国はどこにもない。…

※「帰着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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