通常の方法で得られた合成高分子の系には分子量に分布があり,低分子化合物の意味での分子量は定義できない.そこで,系全体にわたっての分子量の平均値を平均分子量として用いる.高分子系の示す物性のうち,分子量に関係のあるものとしては,低分子化合物の意味での分子量に対応するものと,その分布とが考えられるが,前者として平均分子量,後者として分子量分布がそれぞれ用いられる.平均分子量の測定方法は多くあり,測定方法によって重率関数が異なるので,数平均分子量,重量平均分子量,z平均分子量,粘度平均分子量と区別されている.また,平均分子量をモノマー単位で除した商は平均重合度とよばれ,平均分子量と同様に用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...