徒長(読み)とちょう

精選版 日本国語大辞典 「徒長」の意味・読み・例文・類語

と‐ちょう ‥チャウ【徒長】

〘名〙
集団首長仲間の長。
公議所日誌‐一五・上・明治二年(1869)五月「説諭を加へ、尚延蔓せば其徒長を磔するも可なり」
作物樹木の枝で、栄養生長が旺盛すぎて花芽の着きが悪い状態になること。肥料過多日照不足がちな場合に起こりやすい。また、繁茂すること。
※春と修羅(1924)〈宮沢賢治〉滝沢野「光波測定の誤差から、から松のしんは徒長し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「徒長」の意味・読み・例文・類語

と‐ちょう〔‐チヤウ〕【徒長】

[名](スル)作物・樹木の茎や枝などがむだにのびてしまうこと。肥料の過多、日照の不足などから起こる。「徒長

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android