復讐劇(読み)ふくしゅうげき(その他表記)revenge play

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「復讐劇」の意味・わかりやすい解説

復讐劇
ふくしゅうげき
revenge play

殺害された肉親や恋人のための復讐をテーマとした悲劇。セネカの悲劇を範として,流血や権謀術数のなかで物語が展開,エリザベス朝時代に人気を呼んだ。代表作は T.キッドの『スペインの悲劇』 (1589頃) ,C.ターナーの『復讐者の悲劇』 (1607) ,G.チャップマンの『ビュッシ・ダンボア』 (10頃) など。復讐者の内的葛藤を内省的な思索を通じてとらえたシェークスピアの『ハムレット』 (1600頃) などもこの系統に属する。

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