(読み)ケイ

デジタル大辞泉 「憩」の意味・読み・例文・類語

けい【憩】[漢字項目]

常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]いこい いこう
一息つく。休む。いこい。「憩息休憩少憩
[補説]「憇」は俗字
[名のり]やす

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精選版 日本国語大辞典 「憩」の意味・読み・例文・類語

いこいいこひ【憩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「いこう(憩)」の連用形名詞化 ) 休むこと。休息

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普及版 字通 「憩」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 16画

(異体字)憇
15画

[字音] ケイ・ケツ
[字訓] いこう

[説文解字]

[字形] 形声
正字は(かい)に作り、曷(かつ)声。憩・憇はおそらくその俗体で、字の構造的な意味を確かめがたい。〔説文〕十下に「は息(いこ)ふなり」とあり、〔爾雅、釈詁〕に「憩は息(いこ)ふなり」とあり、声義の同じ字である。〔説文〕の徐鉉の附記に、憩をの俗字とする。〔詩、召南、甘棠〕「召伯の憩ひし」の〔釈文〕に、字をに作る本があるという。〔詩、大雅、仮楽〕に(き)を憩う意に用いている。

[訓義]
1. いこう、やすむ。
2. と通じて用いる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕憩 伊己不(いこふ)〔字鏡〕憇 イコフ 〔字鏡集〕憩 イコフ・クラオロス・イロス・ヤスム・イキツク

[語系]
憩(・憇)khiatは同字。歇xiat、xitも声義が近い。〔詩、召南、甘棠〕に憩、〔詩、大雅、民労〕に、〔詩、大雅、仮楽〕にを用いる。憩・は同字。歇は〔説文〕八下に「息ふなり」とあって同訓。みな一系の語である。

[熟語]
憩偃・憩讌・憩館・憩休・憩歇・憩止・憩・憩睡憩石・憩息憩泊・憩流
[下接語]
佳憩・休憩・小憩・静憩・遊憩・流憩

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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