松山善三(読み)マツヤマゼンゾウ

デジタル大辞泉 「松山善三」の意味・読み・例文・類語

まつやま‐ぜんぞう〔‐ゼンザウ〕【松山善三】

[1925~2016]脚本家映画監督兵庫の生まれ。川島雄三監督「接吻泥棒」、渋谷実監督「好人好日」などの脚本を手がけたのち、「名もなく貧しく美しく」で監督デビュー。代表作は、農村で生きる強い女性の姿を追った「母」、松谷みよ子原作のメルヘンふたりのイーダ」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松山善三」の解説

松山善三 まつやま-ぜんぞう

1925- 昭和後期-平成時代の映画監督,脚本家。
大正14年4月3日生まれ。昭和23年松竹大船撮影所に入社,木下恵介にみとめられる。30年高峰秀子と結婚。「人間の条件」などの脚本を担当。36年「名もなく貧しく美しく」で監督デビュー,「われ一粒の麦なれど」「典子は,今」などを発表する。63年ミュージカルショップを設立。兵庫県出身。岩手医専(現岩手医大)中退

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