楊柳(読み)ヨウリュウ

デジタル大辞泉 「楊柳」の意味・読み・例文・類語

よう‐りゅう〔ヤウリウ〕【×楊柳】

やなぎ。 春》
縦方向に細長いしぼのある織物。また、そのしぼ。

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精選版 日本国語大辞典 「楊柳」の意味・読み・例文・類語

よう‐りゅう ヤウリウ【楊柳】

〘名〙 (「楊」はカワヤナギ、「柳」はシダレヤナギの意)
ヤナギをいう。《季・春》
文華秀麗集(818)中・折楊柳嵯峨天皇〉「楊柳正乱絲、春深攀折宜」
※俳諧・夜半楽(1777)春風馬堤曲「故郷春深し行々て又行々 楊柳長堤道漸くくだれり」 〔詩経‐小雅・采薇〕
② 縦の方向に筋のようなしぼを表わした織物。また、そのしぼ。緯(よこいと)強撚糸を用いたり、また、織り上がってから凹凸のある二個のロールの間を通し上下から強く圧縮したりしてたてしぼを出す。

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普及版 字通 「楊柳」の読み・字形・画数・意味

【楊柳】ようりゆう(やうりう)

柳。かわやなぎ。〔詩、小雅、采〕昔我がきしとき 楊柳依依(いい)たり 今我が來(きた)るとき 雨霏霏(ひひ)たり

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動植物名よみかた辞典 普及版 「楊柳」の解説

楊柳 (ヨウリュウ)

植物。ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木・低木類の総称。ヤナギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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