デジタル大辞泉
「群集生態学」の意味・読み・例文・類語
ぐんしゅう‐せいたいがく〔グンシフ‐〕【群集生態学】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぐんしゅう‐せいたいがくグンシフ‥【群集生態学】
- 〘 名詞 〙 生態学の一分科。植物群落と動物群集の総合である生物群集、および生物群集と環境との相互関係を研究の対象とする。群生態学、生物群集学、生物生態学ともいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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群集生態学
ぐんしゅうせいたいがく
community ecology; synecology
群集を対象としての生態学。すなわちある地域での生活集団から,1種だけの種を取上げて考える個体群生態学に対して,相互作用をもち合う諸種生物を包括して考察する。一つの地域的まとまりを考え,そこでの植物群落の遷移とか,動物,微生物も含めての物質やエネルギーの流れとか,食物連鎖関係とか,個体数の変動関係とかを論じるのは,群集生態学的な研究の例となる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の群集生態学の言及
【生態学】より
…植物群落については,その後まもなく,群落の自律的な時間的変化が注目され,この現象は[遷移]と呼ばれて新しい研究対象となった。そして群落を個体に対比して,群落の構造,群落の機能,群落の分類が研究されるべきであるとされ,群集生態学が提唱された。やがて,このような分野をヘッケルの定義した生態学と同じと見ることについて異論が出はじめ,生態学を〈生物集団を対象とする科学〉として定義し直した研究者もあったが,広く受け入れられるに至らなかった。…
※「群集生態学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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