金属工学用語。塑性加工における肌荒れとは,加工プロセスが原因となって材料の表面が製品にふさわしくない状態になることをいう。したがって,肌荒れが問題となる程度は,その国の商慣習,使用者の感覚といった要因によって支配される。加工中に表面状況を損なう可能性のある要因としては,(1)高い圧力で閉じ込められた潤滑剤による小孔の発生pitting,(2)材料の表面の不均一変形によるオレンジピール(オレンジの皮のように表面がざらざらになること),(3)工具と材料との間に入った異物の圧痕,(4)工具と材料との間の潤滑不良による圧着の破壊あと(焼付き傷),(5)工具表面の突起による表面傷,などがあげられる。
執筆者:木原 諄二
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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