門松は冥途の旅の一里塚(読み)かどまつはめいどのたびのいちりづか

精選版 日本国語大辞典 「門松は冥途の旅の一里塚」の意味・読み・例文・類語

かどまつ【門松】 は 冥途(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)

(「めでたくもありめでたくもなし」とつづく一休宗純作という歌から) 正月門松はめでたいものとされているが、門松を飾るたびに一つずつ年をとり、死に近づくので、死への道の一里塚のようなものだの意。
※談義本・根無草(1763‐69)後「されども人情の浅はかなる、門松(カドマツ)冥途(メイド)の旅(タビ)の一里塚(リヅカ)とも気はつかで、無上に新春御慶と寿き」

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ことわざを知る辞典 「門松は冥途の旅の一里塚」の解説

門松は冥途の旅の一里塚

正月の門松はめでたいものとされているが、飾るたびに一つずつ年をとって死に近づくのだから、冥途への旅路の一里塚のようなものである。

[使用例] 長成には死滅が伴う。門松は冥途の旅の一里塚に過ぎない[石川三四郎*非進化論と人生|1925]

[解説] 「めでたくもありめでたくもなし」と続け、一休禅師の歌とされています。

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