食料安全保障(読み)ショクリョウアンゼンホショウ

デジタル大辞泉 「食料安全保障」の意味・読み・例文・類語

しょくりょう‐あんぜんほしょう〔シヨクレウアンゼンホシヤウ〕【食料安全保障】

すべての人が常に健康で活動的な生活を送るために必要な、安全で栄養に富んだ食料を得られるようにすること。凶作や産出国の輸出制限など不測の場合にも、国が良質の食料の安定した供給を保障すること。
[補説]「食料・農業・農村基本法」の第2条で、食料の安定供給の確保について規定している。

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共同通信ニュース用語解説 「食料安全保障」の解説

食料安全保障

国民が常に安全で栄養のある食料を入手できるよう国が対策を取ること。災害紛争など不測の事態が起きても、最低限必要な分の確保を目指す。日本は食料の多くを輸入に依存しており、ウクライナ危機や気候変動問題を受け安定供給に対する懸念が高まっている。政府自国の農業生産の拡大を基本とし、輸入と備蓄を組み合わせて安定的な確保を図る方針

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