デジタル大辞泉
「入我我入」の意味・読み・例文・類語
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にゅうが‐がにゅう ニフガガニフ【入我我入】
〘名〙
① 仏語。密教で、仏の三密(身・口・意の三業)のはたらきが
行者の身に入り、行者の三業が如来に入って、仏の三密と行者の三業が一体になること。また、その
観法。仏と我とが一体になる境地をいう。〔秘蔵記(835頃か)〕
② (形動) 転じて、どっちつかずのこと。どちらとも解されること。また、入りまじって何が何やらわからないさま。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
入我我入
にゅうががにゅう
秘密仏教の用語。瞑想法によって,瞑想の対象である釈尊や菩薩のすべての働きが修行者自身に入り込み,また修行者のすべての働きが対象である仏陀や菩薩に入り込んで,修行者と仏陀や菩薩とが一体となること。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報