「アイユーブ朝」の検索結果

10,000件以上


アイユーブ‐ちょう ‥テウ【アイユーブ朝】

精選版 日本国語大辞典
(アイユーブは Ayyūb) サラディンの建設したスンニー派のイスラム王朝。一一六九年、エジプトのファティマに代わって成立。次第に版図を広げてシリア…

アイユーブ朝 アイユーブちょう Ayyūb

旺文社世界史事典 三訂版
1169〜1250ファーティマ朝につぐカイロを都としたイスラーム王朝シリア地方のクルド人であるアイユーブ家出身の宰相サラディンが前王朝を倒して建設…

キフティー al-Qifṭī 生没年:1172-1248

改訂新版 世界大百科事典
アラブの学者,著作家。上エジプトのキフトに生まれる。父も祖父もアイユーブ朝に仕える官僚であった。彼自身も官吏としてシリアのアイユーブ朝下の…

アイユーブ朝 アイユーブちょう Ayyūb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エジプト,シリア,パレスチナ,上メソポタミア,イエメンを支配したスンニー (正統) 派のイスラム王朝 (1171~1250) 。首都はカイロ。 1169年,シリ…

アズハル‐こうえん〔‐コウヱン〕【アズハル公園】

デジタル大辞泉
《Al-Azhar Park》エジプトの首都カイロにある公園。イスラム地区東部の高台に位置し、市街を一望できる。12世紀頃のアイユーブ朝時代の城壁が残って…

アイユーブ朝(アイユーブちょう) Ayyūb

山川 世界史小辞典 改訂新版
1169~1250クルド系のサラディンがファーティマ朝を倒して樹立したスンナ派王朝。12世紀末から13世紀前半にかけて,エジプト,シリア,パレスチナ,…

マンスーラ

百科事典マイペディア
エジプトの北東部,ナイル・デルタ東部のディムヤート川に臨む都市。鉄道の分岐点で綿作地帯の中心地。綿紡績,金属加工などの工業が行われる。1221…

サラディン(Saladin)

デジタル大辞泉
[1138~1193]エジプトのアイユーブ朝の創始者。クルド族出身。在位1169~1193。十字軍との戦いでエルサレムを奪回。英明寛容な君主としてヨーロッ…

アイユーブ朝 あいゆーぶちょう Ayyūbids

日本大百科全書(ニッポニカ)
ザンギー朝の部将であったクルド人のサラーフ・アッディーン(サラディン)が、1169年にエジプトのイスマーイール派のファーティマ朝を倒して建てた…

アイユーブ朝 (アイユーブちょう) Ayyūb

改訂新版 世界大百科事典
エジプト・シリアを中心に,ジャジーラからイエメンを支配したスンナ派のイスラム王朝。1169-1250年。首都はカイロ。1169年ファーティマ朝の宰相とな…

マムルーク‐ちょう〔‐テウ〕【マムルーク朝】

デジタル大辞泉
《〈アラビア〉mamlūkは奴隷の意で、トルコ人などの白人奴隷のこと》エジプト・シリア・ヘジャズ地方を支配したトルコ系イスラム王朝。1250年、マム…

ティクリート(Tikrīt)

デジタル大辞泉
イラク中部、サラーフアッディーン州の都市。同州の州都。バグダッドの北西約160キロメートル、チグリス川沿いに位置する。12世紀にアイユーブ朝を建…

アイユーブ‐ちょう〔‐テウ〕【アイユーブ朝】

デジタル大辞泉
《Ayyūb》1169年、シーア派のファーティマ朝を倒して、サラディンが建国した、スンニー派のイスラム王朝。カイロを首都として、エジプトとシリアを支…

マムルーク‐ちょう ‥テウ【マムルーク朝】

精選版 日本国語大辞典
シリア、エジプトを支配したトルコ系のイスラム王朝(一二五〇‐一五一七)。マムルーク出身の軍司令官アイバクがアイユーブ朝を倒して樹立した王朝。…

マルガット‐じょう〔‐ジヤウ〕【マルガット城】

デジタル大辞泉
《le Margat》シリア西部の港湾都市バニヤースの南郊にある十字軍時代の城。元はアラブ人領主の城だったが、東ローマ帝国の手に渡り、12世紀末より聖…

タイズ

百科事典マイペディア
イエメン南部の高原都市。モカの北東約90km,標高1400mにある。アラビア半島で最も肥沃な地方で,農産物集散地。大麦,モロコシ,デーツ,柑橘(かん…

アイユーブ朝【アイユーブちょう】

百科事典マイペディア
エジプト,シリアを中心に,メソポタミア,ヒジャーズ,イエメンを支配したスンナ派イスラム王朝。1169年―1250年。首都カイロ。ファーティマ朝の宰相…

サラディン‐びょう〔‐ベウ〕【サラディン廟】

デジタル大辞泉
《Saladin's Mausoleum》シリアの首都ダマスカスの旧市街にある霊廟。十字軍との戦いでエルサレムを奪還し、アイユーブ朝を建てたサラディン(サラー…

ハーリドイブンアルワリード‐モスク(Khalid Ibn al-Walid Mosque)

デジタル大辞泉
シリア西部の都市ホムスの市街中心部にあるイスラム寺院。アイユーブ朝時代の創建。20世紀初頭、オスマン帝国時代に改築されて現在の建物になった。…

サラディン さらでぃん Saladin (1138―1193)

日本大百科全書(ニッポニカ)
クルド人軍人でアイユーブ朝の創始者。「サラディン」はヨーロッパ人の呼び方で、正しくはサラーフ・アッディーン・ユースフ・ブン・アイユーブSalā …

ブンダーリー al-Bundārī, al-Fatḥ b. `Alī b.Muḥammad al-Iṣfahānī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
13世紀にアイユーブ朝治下のシリアとイラクで著述を行なったイラン人歴史家。イスファハン出身。主著,イマード・ウッディーン (1201没) のアラビア…

サラーフウッディーン〔県〕 サラーフウッディーン Saliāh ad-Dīn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラク中央部の県。県都サーマッラー。県中央部をチグリス川が南流し,川沿いはナツメヤシ,ブドウなどが栽培される灌漑農地になっている。 S.フセイ…

イェルサレム王国 イェルサレムおうこく

旺文社世界史事典 三訂版
1099〜1291第1回十字軍が建設した王国十字軍の指導者ゴドフロアが初代の王となった。しかし内紛が絶えず,ヨーロッパとの連絡もとだえがちで,アイ…

サラディン

精選版 日本国語大辞典
(Saladin サラーフ=アッディーンのラテン名) 中世イスラム世界の武将。クルド人。西アジアのアイユーブ朝の始祖(在位一一六九‐九三)。シリア、エジ…

カイロ Cairo

山川 世界史小辞典 改訂新版
現地名はアル・カーヘラ(alQāhera)。エジプト・アラブ共和国の首都。969年に造営されたファーティマ朝の軍営都市を起源とし,続くアイユーブ朝,マム…

サラディン(サラーフ=アッディーン) Saladin (Ṣalāḥ al-Din)

旺文社世界史事典 三訂版
1138〜93エジプトのアイユーブ朝の建設者(在位1169〜93)1171年ファーティマ朝を滅ぼしスンナ派を復活,74年以後,西南アジアから北アフリカを征服…

アブー・シャーマ Abū Shāma 生没年:1203-68

改訂新版 世界大百科事典
アラブの歴史家。ダマスクスに生まれ,2度のメッカ巡礼と1年間のエジプト遊学,および短期間のエルサレム訪問を除いて人生の大半を故郷で過ごした。…

アブド・アッラティーフ・アルバグダーディー `Abd al-Laṭīf al-Baghdādī 生没年:1162-1231

改訂新版 世界大百科事典
多才な教養人で,神学,哲学,医学などの諸学に通じた。バグダードに生まれ,イラク,シリア,エジプトの各地で活躍した。イブン・アッラッバードIbn…

スンナ派【スンナは】

百科事典マイペディア
シーア派と並ぶイスラムの二大教派の一つで多数派。〈スンニ派〉とも。ムハンマドの言行を記録した〈スンナ〉に従う人びとを意味する。スンナ派には…

ファティマ‐ちょう ‥テウ【ファティマ朝】

精選版 日本国語大辞典
(ファティマはFāṭima) 北アフリカのイスラム王朝(九〇九‐一一七一)。元来チュニジアを本拠としたが、九六九年エジプトを征服、アッバス朝から完全…

アッコン Akkon

旺文社世界史事典 三訂版
シリア地方の地中海沿岸の港市。ヘブライ語ではアッコAkko,アラビア語ではアッカーAkka1104年十字軍勢力が占領,87年アイユーブ朝のサラディンに奪…

カーリミー商人(カーリミーしょうにん) al-Kārimī

山川 世界史小辞典 改訂新版
国際的香辛料商人。11世紀以降カイロを基地として紅海,インド洋の香辛料交易に排他的に従事。アレクサンドリアでイタリア商人に売却し,巨利を得た…

バイバルス Baybars

山川 世界史小辞典 改訂新版
1233?~77(在位1260~77)マムルーク朝の第5代君主。アイユーブ朝君主サーリフのマムルークであったが,その死後クーデタに参加しマムルーク朝の建設…

イマード・アッディーン `Imād al-Dīn 生没年:1125-1201

改訂新版 世界大百科事典
アイユーブ朝時代の文人,官僚。イスファハーンに生まれ,バグダード,モースルに遊学,詩才を認められてカリフの宮廷に仕えたが,のちザンギー朝治…

アジュルン‐じょう〔‐ジヤウ〕【アジュルン城】

デジタル大辞泉
《Qala'at Ajlun》ヨルダン北西部の都市アジュルンにある城塞跡。市街を見下ろす丘の上に位置する。12世紀末、アイユーブ朝の創始者サラディンの甥に…

クラックデシュヴァリエとカルエッサラーエルディン【クラック-デ-シュヴァリエとカル-エッサラー-エル-ディン】

世界遺産詳解
2006年に登録された世界遺産(文化遺産)。クラック・デ・シュヴァリエとサラディン城は、シリア国内にある十字軍時代を代表する城郭。クラック・デ…

アブル・フィダー Abū al-Fidā, Ismā`īl ibn `Alī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1273.11. ダマスカス[没]1331.10.27. ハマーアラブの歴史,地理学者。シリアの豪族。血統はサラディンの建てたアイユーブ朝の一族。ハマーの領主…

イブン・ジャミー いぶんじゃみー Ibn Jamī'

日本大百科全書(ニッポニカ)
生没年不詳。12世紀後半に活躍した医師。エジプト出身。アイユーブ朝第1代君主サラディンに仕えた。種々の医学書を書いたが、主著は医学概論書の『霊…

サーリフ al-Ṣāliḥ 生没年:1205-49

改訂新版 世界大百科事典
アイユーブ朝の第7代君主。在位1240-49年。カーミル(在位1218-38)没後の混乱期にスルタンとなり,自ら購入したトルコ人奴隷兵(マムルーク)を用い…

バハー・アッディーン Bahā' al-Dīn 生没年:1145-1234

改訂新版 世界大百科事典
アイユーブ朝の伝記作者。モースルで生まれアレッポで没す。モースルにいたが,後にサラーフ・アッディーンに仕え,軍のカーディーとして彼が没すま…

マムルーク朝(マムルークちょう) Mamlūk

山川 世界史小辞典 改訂新版
1250~1517アイユーブ朝のトルコ人やチェルケス人の奴隷軍人(マムルーク)が政権を握った王朝。エジプトに興り,シリアにも進出。都はカイロ。1382年…

タイズ Ta`izz

改訂新版 世界大百科事典
アラビア半島南西部にある町。イエメンの同名州の州都。人口45万(2001)。標高約1350mの高原都市で,周辺地域では農耕が営まれる。1182年ころアイユ…

ハーンカー khānqā

改訂新版 世界大百科事典
イスラムにおけるスーフィーの修道場のこと。類似した施設であるリバートとともにスーフィーが共同生活をする比較的大規模な修道場である。リバート…

ヌール・アッディーン Nūr al-Dīn Maḥmūd 生没年:1118-74

改訂新版 世界大百科事典
シリアのザンギー朝の初代君主。在位1146-74年。父ザンギーの没後,アレッポを拠点にしてシリアを統一し,十字軍に対する聖戦(ジハード)を指導して…

アッコ(Akko)

デジタル大辞泉
イスラエル北部の都市。地中海に面し、港湾を有す。古代よりフェニキア人の港として栄え、中世以降も十字軍、アイユーブ朝、マムルーク朝などに次々…

アミール amīr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エミールと発音される場合が多い。軍事司令官,地方総督,王子を意味するアラビア語。初期イスラム時代にはアーミルと同義語であったが,ウマイヤ朝…

ファーティマ朝【ファーティマちょう】

百科事典マイペディア
10世紀初めから12世紀,エジプトを中心に北アフリカ〜シリアを支配したイスラム王朝で,最初のシーア派王朝。始祖はシーア派の一派イスマーイール派…

シタデル(citadel)

デジタル大辞泉
城塞。要塞。砦。《Citadel of Cairo》エジプトの首都カイロの旧市街、イスラム地区にある城塞。12世紀にアイユーブ朝を建てたサラディン(サラーフ…

アルトゥク朝 (アルトゥクちょう) Artuq

改訂新版 世界大百科事典
11世紀末より15世紀初頭までティグリス川上流のディヤルバクル地方に存続したトルクメン系王朝。始祖のアルトゥクはセルジューク朝のアミールとして…

サラディン Ṣalāḥ al-Dīn[アラビア],Saladin[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版
1138~93(在位1169~93)サラーフ・アッディーンともいう。イスラーム世界の政治家,武人。クルド出身。初めアレッポのザンギー朝,のちにエジプトの…

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android