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バイバルス Baybars al-Bunduqdārī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バイバルス
Baybars al-Bunduqdārī

[生]1223
[没]1277.7.1. ダマスカス
エジプト,バフリ・マムルーク朝第4代のスルタン (在位 1260~77) 。サラディンと並ぶ中世イスラム世界の英雄。キプチャク族出身のトルコ系マムルーク (奴隷) で,マンスーラの戦いに十字軍のルイ9世を捕虜としてから頭角を現し,第3代スルタン,クトゥズの将軍となり,1260年侵入したモンゴル軍を撃退したのちクトゥズを殺してみずからスルタンとなった。内政面では軍隊や駅逓の制度 (カイロダマスカス) を整備すると同時に,アッバース朝のカリフの子孫を名目上のカリフとしてカイロに擁立したことにより,イスラム世界におけるバフリ・マムルーク朝の宗主権を確立した。また外政面では 17年間の治世中に 38回に及ぶシリア遠征を試み,またリビアとヌビア方面へも遠征を行なった。彼を主人公とする『バイバルス物語』は広くイスラム世界で愛好されている。

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