エルジンジャン地震(読み)エルジンジャンじしん(英語表記)Erzincan earthquake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルジンジャン地震」の意味・わかりやすい解説

エルジンジャン地震
エルジンジャンじしん
Erzincan earthquake

1992年3月13日にトルコ東部のエルジンジャン付近で発生したマグニチュード(M)6.8の地震死者 554人を出し市内建物の約半数が被害を受けた。北アナトリア断層(→断層)の右横ずれ(→ずれ)の活動によるもので,1939年には今回の震源地のやや西方で M7.8の地震が発生し 3万2000人の死者を出すなど,過去にも同じ要因による大地震がたびたび起こっていた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエルジンジャン地震の言及

【地震】より

…近年のものとしては1978年タバス地震(M7.7,死者1万5000)がある。トルコでは東西に800kmにわたって延びている北アナトリア断層上に,1939年エルジンジャン地震(M8.0,死者3万3000)以後,M7クラスの地震が1~10年おきに6回発生し,大被害を出している。この断層以外にも大地震は少なくない。…

※「エルジンジャン地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android