コンテンツフィルタリング(読み)こんてんつふぃるたりんぐ

知恵蔵 の解説

コンテンツフィルタリング

専用のプログラムを用いてウェブサイトや電子メールの内容をチェックして、条件に合う情報と合わない情報を振り分けること。暴力、性、反社会的行動といった未成年に不適切な内容を含むウェブサイトへのアクセスを制限するウェブフィルタリング機能や、迷惑メールを除去する機能などが広く利用されている。パソコン等の端末に専用のソフトウエアを導入して実現するほか、基本ソフト(OS)やアプリケーションソフトコンテンツフィルタリングの機能が内蔵されていることもある。例えば、Windows Vistaに標準搭載の「Windowsメール」には迷惑メールを除去する機能が内蔵されているし、Vista家庭向けエディションには、保護者による子供に対するパソコンの使用制限機能の一環として、ウェブフィルタリングの機能が内蔵されている。また、統合型セキュリティーソフトにも、こうした機能を内蔵するものが多い。付加サービスとしてコンテンツフィルタリングを提供しているインターネット接続業者(プロバイダー)もある。

(斎藤幾郎 ライター / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

コンテンツフィルタリング

Webサイト上のコンテンツの内容によって、ユーザーに閲覧させるか遮断するかを判断するしくみ。およびそれを実現させるソフトウェアのこと。企業社員の業務外でのインターネットの利用を制限したり、学校や家庭で子供が教育上不適切な内容にアクセスするのを防いだりする目的で利用される。ただし、現在の技術レベルでは、Webサイトの内容を完全に把握することは不可能。実際には、あらかじめ遮断したいWebサイトに含まれるであろうキーワード辞書として登録しておき、その辞書とWebサイトの内容を照らし合わせたりて判断する方法が用いられている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android