リーベ(英語表記)Ribe

デジタル大辞泉 「リーベ」の意味・読み・例文・類語

リーベ(Ribe)

デンマークユトランド半島南西部の町。同国最古の都市として知られた。9世紀に建造、13世紀に再建されたリーベ大聖堂をはじめ、13世紀から17世紀にかけての歴史的建造物が数多く残る。2007年エスビャウ市に編入。リーベ美術館、バイキング博物館がある。

リーベ(〈ドイツ〉Liebe)

愛。恋愛
恋人愛人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「リーベ」の意味・読み・例文・類語

リーベ

〘名〙 (Liebe)
① (━する) 愛。恋。恋愛。〔外来語辞典(1914)〕
伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉五「仕事のためにリーベもしないなんて」
② 恋人。愛人。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の家「不図そんな話から、先生の一番古いリーベの昔話が出てね」

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改訂新版 世界大百科事典 「リーベ」の意味・わかりやすい解説

リーベ
Ribe

デンマークの南西部,ユトランド半島にある都市。人口8535(1975)。リーベ川河口から7km入った地点にあり,8世紀にまでさかのぼることのできるデンマーク最古の都市の一つ。860年にハンブルク・ブレーメン大司教アンスガールが現存するデンマーク最初の教会当地に建設し,948年司教座が置かれた。中世には,フランドルイギリスを相手にした交易地として栄え,1202年バルデマール2世王から都市権を得たが,やがてデンマークの中心が東部へ移り,バルト海交易に重点が置かれたため,リーベはかつての勢いを失っていった。
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