不一(読み)フイツ

デジタル大辞泉 「不一」の意味・読み・例文・類語

ふ‐いつ【不一/不乙】

[名]十分に意を尽くしていないこと。手紙の終わりに添える語。不具。不尽。不備。ふいち。
[名・形動]一様でないこと。また、そのさま。
詩画は―にして両様なり」〈漱石草枕
[類語]かしこ敬具敬白謹言拝具草草怱怱頓首不二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「不一」の読み・字形・画数・意味

【不一】ふいつ

一々せず。不備。書の末語。晋・王羲之〔問慰諸帖、上〕雨し、佳なるや不(いな)や、患無なりや、力書一一せず。羲之問ふ。

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