井上八千代(1世)(読み)いのうえやちよ[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「井上八千代(1世)」の意味・わかりやすい解説

井上八千代(1世)
いのうえやちよ[いっせい]

[生]明和4(1767)
[没]安政1(1854).12.5.
日本舞踊,京舞井上流家元。本名井上サト。儒者の兄敬助に養育され,また幼少より舞を習う。天明2 (1782) 年近衛家奉公に上がり,のちに舞を指南するようになった。寛政9 (1797) 年近衛家を辞し,一流樹立。なお,八千代の名は近衛家から賜った「玉椿の八千代をかけて」の言葉に由来する。

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