朝日日本歴史人物事典 「仲小路廉」の解説
仲小路廉
生年:慶応2.7.3(1866.8.12)
明治大正期の官僚,政治家。徳山藩(山口県)出身。明治15(1882)年,大阪府立開成学校卒業。20年第3回判事登用試験に合格,23年検事となる。東京地方裁判所,東京控訴院などの検事を務めたのち,34年官界に転じ,逓信省官房長として逓信大臣後藤新平を助け,以後,後藤の信頼を得て官界に重きをなした。その後,内務省土木局長,同警保局長,逓信次官を歴任。44年,貴族院議員。大正2(1913)年,桂太郎による立憲同志会結成に参加。12年,枢密顧問官となる。
(西尾林太郎)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報