光を吸収した原子または分子が,それ自体は化学変化せず,ほかの分子に励起エネルギーを移して,その分子を反応させることを光増感という.ある波長の光を吸収しない物質でも適当な光増感剤を使用することにより,光化学反応を起こすことができる.光増感剤として,古くからHgやCdなどの原子が知られている.最近はベンゼンなどの有機化合物も光増感剤となりうることが知られている.写真の増感剤,クロロフィル,および色素類も光増感剤の一種といえる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…光化学反応の一種で,反応物質に添加された別の物質(光増感剤)が光を吸収して励起され,これが反応物質に励起エネルギーを譲って反応を起こさせる現象。単に光増感ともいう。…
…光化学反応の一種で,反応物質に添加された別の物質(光増感剤)が光を吸収して励起され,これが反応物質に励起エネルギーを譲って反応を起こさせる現象。単に光増感ともいう。…
※「光増感」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新