内向(読み)ナイコウ

デジタル大辞泉 「内向」の意味・読み・例文・類語

ない‐こう〔‐カウ〕【内向】

[名](スル)心のはたらきが自分内部に向かうこと。「内向しがちな性格」「内向的な人」⇔外向
[類語]陰気陰性陰気臭いしんねりむっつり

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精選版 日本国語大辞典 「内向」の意味・読み・例文・類語

うち‐むき【内向】

〘名〙
内側に向かうこと。
内輪に関すること。うちうちのこと。私事家事
※志都の岩屋講本(1811)上「御内むきの小さき事などは」
③ 矢を弓につがえるとき、矢筈(やはず)の彫り込みの通りにある走羽(はやりば)羽裏(はうら)が弦の方に向くように矧(は)いてあること。まえむき。⇔外向(とむ)き
随筆貞丈雑記(1784頃)一〇「矢に内向(ウチムキ)と云は弓につがひて羽表(はをもて)我身の方へむきたるを云」

ない‐こう ‥カウ【内向】

〘名〙 内むきになること。
① 内気で、心の働きが自己の内部にばかり向かうこと。内攻。⇔外向
植物で、葯(やく)雌しべの側に破れて開く場合などにいう。〔植学訳筌(1874)〕

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