内攻(読み)ナイコウ

精選版 日本国語大辞典 「内攻」の意味・読み・例文・類語

ない‐こう【内攻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 病気が身体の表面に出ないで、内部にひろがり悪化すること。特に、皮膚の腫れものなどにいう。
    1. [初出の実例]「内攻(ナイコウ)すれば命を失ふ 惣而腫物外不発内攻入也是謂内攻必命失也」(出典譬喩尽(1786)三)
  3. ないこう(内向)
    1. [初出の実例]「嫉妬も不快も憤怨もまた已むことを得ぬ軽蔑も内攻(ナイコウ)して、胸の内は四苦八苦」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

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普及版 字通 「内攻」の読み・字形・画数・意味

【内攻】ないこう

内に向って攻め進む。〔唐書、突厥伝序〕(つか)れては則ち(中国の)を受け、彊(つよ)ければ則ちに攻む。中國、羌胡役せらるること、且(ほとん)ど千載なり。悲しまざるべけんや。

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