千屋牛(読み)チヤギュウ

デジタル大辞泉 「千屋牛」の意味・読み・例文・類語

ちや‐ぎゅう〔‐ギウ〕【千屋牛】

《「ちやうし」とも》岡山県新見市で肥育される黒毛和種銘柄牛江戸時代同地で改良された蔓牛系統を受け継いでいる。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「千屋牛」の解説

千屋牛[畜産]
ちやぎゅう

中国地方、岡山県の地域ブランド。
岡山県新見市千屋地区中心に肥育された牛肉。1834(天保5)年、新見市千屋において製鉄業で財を成した太田辰五郎が、和牛のセリ市場を創設し飼育普及につとめたことで、千屋牛の基礎がつくられた。日本最古のつる牛である竹の谷蔓牛の血統をひいている。ほどよい霜降りと赤身が特徴。2007(平成19)年6月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5054531号。地域団体商標の権利者は、阿新農業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「千屋牛」の解説

千屋牛

岡山県新見市千屋(ちや)地区を中心に肥育される黒毛和種の牛肉のうち一定基準を満たしたもの。地域団体商標。

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世界大百科事典(旧版)内の千屋牛の言及

【高梁川】より

…上流部の中国山地でたたら製鉄が明治期まで行われていたため,大量の土砂が排出され,これが下流の沖積平野の形成を促進した。上流部はまた千屋(ちや)牛で名高い和牛の産地である。中流部は吉備高原を刻むV字谷で,新見市南部には井倉洞があり,その下流には高梁市街がある。…

※「千屋牛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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