千鳥ヶ淵(読み)チドリガフチ

デジタル大辞泉 「千鳥ヶ淵」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐が‐ふち【千鳥ヶ淵】

東京都千代田区、皇居西側にある旧江戸城内堀の一部。戦没者墓苑がある。桜の名所

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「千鳥ヶ淵」の意味・わかりやすい解説

千鳥ヶ淵
ちどりがふち

東京都千代田区西部にある旧江戸城の内濠(うちぼり)の一部。田安(たやす)門から半蔵(はんぞう)門にかけての内濠は、チドリが羽根を広げた形に似ていることから名がつけられた。西側は千鳥ヶ淵水上公園で、1898年(明治31)に当時の駐日英国公使アーネスト・サトーが植樹したのに始まる桜並木が美しく、北の丸側の江戸城跡石垣は天然記念物ヒカリゴケの生育地。公園の西側に無名戦没者約9万1000柱を祀(まつ)る国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑(ぼえん)がある。

沢田 清]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「千鳥ヶ淵」の意味・わかりやすい解説

千鳥ヶ淵
ちどりがふち

東京都千代田区北西部,皇居内堀の一部。田安門半蔵門の間をいう。名の由来は,堀がチドリの羽根を広げた形に似ていることによる。周辺にはサクラが多く,イギリス大使館前の並木は駐日公使アーネスト・サトウ寄付によるといわれる。堀の西側に千鳥ヶ淵戦没者墓苑がある。ボート場があり,首都高速道路が堀を横切る。

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