変換器(読み)へんかんき(英語表記)transducer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「変換器」の意味・わかりやすい解説

変換器
へんかんき
transducer

電気応用計測において,測定の対象となる各種の量を,電圧電流,周波数などの電気量に変換するもので,さらにそれを増幅する二次変換器に対して一次変換器とも呼ばれる。変換にはさまざまの物理的な原理や効果を利用する。変換に際して測定対象からエネルギーを得るものと,外部からエネルギーを供給するものとがある。熱電対,光電池,圧力計などは前者の,抵抗温度計,ストレンゲージ,光導電セルなどは後者の例である。変換特性が安定していること,雑音が少いことが大切である。出力変位圧力,光などの非電気量になる変換器は,さらにそれを電気量に変える変換器と組合せて用いることが多いが,光増幅,光伝送技術の発達に伴い,光を出力とする変換器も重要性を増してきた。 (→検出器 )

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百科事典マイペディア 「変換器」の意味・わかりやすい解説

変換器【へんかんき】

電気エネルギーまたは電気信号の伝達系を変換する装置。一般に電力関係でコンバーター変換機),通信関係でトランスデューサーtransducerと呼ぶが,近時両者を区別せずコンバーターconverterということが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「変換器」の意味・わかりやすい解説

変換器
へんかんき

トランスデューサー

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