改訂新版 世界大百科事典 「張赫宙」の意味・わかりやすい解説
張赫宙 (ちょうかくちゅう)
Chang Hyǒk-chu
生没年:1905-98
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…日本のプロレタリア文学運動の中で活動した作家に鄭然圭,韓植,金熙明,詩人に金竜済,白鉄,姜文錫(きようぶんしやく)らがいる。その運動が解体しはじめたころに張赫宙(ちようかくちゆう)は〈餓鬼道〉(1932)で日本文壇に登場,植民地下朝鮮農民の現実を骨太な筆致で描いて好評を得(のちに皇民化運動に荷担する),また金史良は〈光の中に〉が,李殷直の〈ながれ〉とともに1939年に第10回芥川賞候補となり,作家活動に入った(太平洋戦争開始時に検挙され釈放後ただちに帰国)。この時期に〈在日〉朝鮮人の文学は本格的に始まったといえよう。…
※「張赫宙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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