デジタル大辞泉
「捨金」の意味・読み・例文・類語
すて‐がね【捨(て)金】
1 効果・返済を期待しないで使う金や貸す金。むだ金。死に金。「多額の交際費も捨て金になる」
2 遊女を身請けするとき、人を雇うときに支度金として前渡しする金。
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すて‐きん【捨金】
〘名〙
※浮世草子・文武さざれ石(1712)一「捨金(ステキン)百両の外に、又百両金子さしあげをき」
すて‐がね【捨金】
〘名〙
① 捨てたと同様な
金銭。返済を期待しないで貸す金や
利益の期待できない
出資、
投資など。死に金。むだ金。すてきん。
② 人を雇い入れる時、また、遊女を身請けする時に、支度金として前渡しする金。すてきん。
※俳諧・信徳十百韻(1675)「捨かねいくら
美目は何とか かつぎせしうしろ姿の先はよし」
③
売買、
請負、
賃借などで契約した総金高の
一部分の金銭を前もって、または
中途で支払うこと。また、その金銭。いれがね。内金。すてきん。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報