小説家、ドイツ文学者。千葉市生まれ。東京大学独文科卒業。ベルリン自由大学に留学(1963~65)ののち、母方の祖父をモデルにした『徳山道助(どうすけ)の帰郷』(1967)で第58回の芥川(あくたがわ)賞を受ける。留学中に健康を損ね、38歳で没した。作者自身の成熟した人柄がそのまま反映した、平明で人生肯定的な温かい作風。代表作に長編『長い道』(1969)、『仮りの栖(すみか)』(1970)、『夏休みの絵』(1971)、『ベルリン漂泊』(1972)、短編集『徳山道助の帰郷』(1968)、『兎(うさぎ)の結末』(1968)、『浸蝕(しんしょく)』(1970)、『短い夏』(1971)などがある。
[古林 尚]
『『柏原兵三作品集』全7巻(1973~74・潮出版社)』▽『しんせい会編『柏原兵三の人と文学』(1973・三修社)』
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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