森田元子(読み)もりたもとこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「森田元子」の意味・わかりやすい解説

森田元子
もりたもとこ
(1903―1969)

洋画家。東京生まれ。1924年(大正13)女子美術学校洋画科を卒業、その後岡田三郎助(さぶろうすけ)に師事。滞仏3年ののち、27年(昭和2)に帰国して帝展に初入選、37年と翌年新文展特選を重ねた。第二次世界大戦後は60年(昭和35)の日展で文部大臣賞を受け、また母校の女子美術大学教授として指導を続けた。日展評議員、光風会理事。簡潔な線描と豊かな色彩で室内女性像を描いて知られる。

[小倉忠夫]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森田元子」の解説

森田元子 もりた-もとこ

1903-1969 昭和時代の洋画家。
明治36年2月11日生まれ。岡田三郎助に師事し,フランス留学。昭和12年「聴音」,13年「麗日」で新文展に連続特選,35年「女」で日展文部大臣賞。新聞小説挿絵おおい。女子美大教授,日展審査員,光風会理事。昭和44年8月12日死去。66歳。東京出身。女子美専(現女子美大)卒。

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