構造改革特別区域(読み)コウゾウカイカクトクベツクイキ

デジタル大辞泉 「構造改革特別区域」の意味・読み・例文・類語

こうぞうかいかく‐とくべつくいき〔コウザウカイカクトクベツクヰキ〕【構造改革特別区域】

地方公共団体地域活性化させる取り組みを行えるようにするため、地域の特性に応じて、国の規制について緩和等の特例措置が適用される区域小泉純一郎政権が推進した構造改革一環として平成14年(2002)に導入された。構造改革特区

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「構造改革特別区域」の意味・わかりやすい解説

構造改革特別区域
こうぞうかいかくとくべつくいき

産業活性化をはかるため,地域を限定して,教育や農業,医療など特定分野の規制を削減・緩和する制度。政府の経済財政諮問会議 (議長・小泉純一郎首相) が 2002年6月,経済再生戦略の一環として打ち出した。特別区域 (特区) で特定の規制緩和策を実施し,効果や問題点を確認したうえで,対象を全国に広げるねらいもある。同年 12月に成立した構造改革特別区域法では,規制緩和に反対する省庁抵抗を抑えるため,首相みずからが地方自治体の提案を審査・認定する仕組みとした。政府は 2003年4月,第一陣として,教育基本法や学習指導要領弾力運用して英語による小中高一環教育を行なう「外国語教育特区」 (群馬県太田市) ,通関・検疫サービスの 24時間化をはかる「国際物流特区」 (福岡県北九州市) などの実施を認めた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android