毛利貞斎(読み)もうり ていさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「毛利貞斎」の解説

毛利貞斎 もうり-ていさい

?-? 江戸時代前期-中期儒者
大坂の人。京都で講義し,元禄(げんろく)4年(1691)刊の漢和辞典「類字箋解(るいじせんかい)」のほか,初学者むけの注釈書をあらわした。著作の多さで宇都宮遯庵(とんあん)とならび称される。名は瑚珀。字(あざな)は虚白通称は香之進。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「毛利貞斎」の解説

毛利貞斎

生年生没年不詳
摂津国大坂(大阪市)出身で京都居住と伝えるが未詳。江戸初期に経書漢籍の平易な注釈書を多数出版した博学多識の偉大な学者で,その著書民間に広く普及し大きな影響を与えた。主著に『増続大広益会玉篇大全』『四書集註俚諺鈔』『韻鏡袖中秘伝鈔』など。

(三宅正彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android