目に付く(読み)メニツク

デジタル大辞泉 「目に付く」の意味・読み・例文・類語

・く

よく見える。目立つ。「欠点ばかりが―・く」
見て忘れられなくなる。
「へそがたの林のさきの狭野榛さのはりの衣に着くなす―・くわが背」〈一九
[類語]見掛ける見受ける目撃見る見える見取る認める目に入る目にする目に留まる目を射る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目に付く」の意味・読み・例文・類語

め【目】 に 付(つ)

① 見たものの形や色が目にしみ付いて離れなくなる。
万葉(8C後)一・一九「へそがたの林のさきの狭野榛(さのはり)の衣に着くなす目爾都久(めニツク)わが背」
② 見て気に入る。
源氏(1001‐14頃)若菜上「心入れたる童べの有様など、院は、いと、めにつかず見給ふ事どもあれど」
③ 目にとまる。目立って見える。はっきりと見える。
浮世草子世間胸算用(1692)三「いづれ人の内は先さかなかけが目につく物じゃ」

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