デジタル大辞泉 「見取る」の意味・読み・例文・類語 み‐と・る【見取る】 [動ラ五(四)]1 見て取る。見てはっきりとさとる。「彼我の実力の差を瞬時に―・る」2 (「看取る」とも書く)病人の世話をする。看病する。また、その人の臨終に付き添う。「重病の父を―・る」「母の最期を―・る」3 見て写し取る。「師によく似せ習ひ、―・りて、我が物になりて」〈至花道〉[類語](1)認める・見る・目撃する・確認する・認知する・看取する・見て取る・見掛ける・見受ける・見える・目に入る・目にする・目に留まる・目に付く・目を射る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「見取る」の意味・読み・例文・類語 み‐と・る【見取・看取】 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙① 見て知る。よくよく注意して見る。見定める。見きわめる。[初出の実例]「かく御心とどめておぼさるる事なめりとみとりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)② 見て写し取る。[初出の実例]「師によくにせならひみとりて我物になりて」(出典:至花道(1420)無主風の事)③ ( 看取 ) 病人のかたわらにいて、世話をする。看病する。看護する。〔改正増補和英語林集成(1886)〕[初出の実例]「物ぐさく汚気なるをも嫌ふ容態なく看護(ミト)りて呉るることよ」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉六四)④ 死の床にある人に最後まで付き添う。「誰にも見とられずに死ぬ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例