種山ヶ原(読み)タネヤマガハラ

デジタル大辞泉 「種山ヶ原」の意味・読み・例文・類語

たねやま‐が‐はら【種山ヶ原】

岩手県奥州市気仙郡住田町・遠野市にまたがる高原。南北20キロメートル、東西11キロメートルに広がる。物見山(標高871メートル)が最も高く、標高600~870メートルの起伏がゆるやかな草原が続く。放牧地として知られる。種山高原

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「種山ヶ原」の意味・わかりやすい解説

種山ヶ原
たねやまがはら

岩手県南部、気仙(けせん)郡と奥州(おうしゅう)市の境界にある物見山(ものみやま)(種山、871メートル)を中心とする高原。標高600~800メートルの北上高地(きたかみこうち)の隆起準平原の草原が広がり、夏はツツジが群生し、放牧された牛や馬が草をはむ牧歌的風景が展開する。道の駅「種山ヶ原」には農民詩人、作家宮沢賢治詩碑がある。キャンプ場、スキー場としてもにぎわう。

[川本忠平]

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デジタル大辞泉プラス 「種山ヶ原」の解説

種山ヶ原〔高原〕

岩手県、北上山地の南西部に広がる標高600~800メートルの高原。同名童話や「風の又三郎」など、宮沢賢治のいくつかの作品に登場する場所で、「イーハトーブの風景地」の一部として国の名勝に指定されている。

種山ヶ原〔道の駅〕

岩手県気仙郡住田町にある道の駅。国道397号に沿う。

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