筒袍(読み)ツッポウ

デジタル大辞泉 「筒袍」の意味・読み・例文・類語

つっ‐ぽう〔‐パウ〕【×袍】

筒袖つつそで」に同じ。
「ひとえものの下へ白き―をきて」〈魯文安愚楽鍋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筒袍」の意味・読み・例文・類語

つっ‐ぽう ‥パウ【筒袍】

歌舞伎法懸松成田利剣(1823)大詰「向うより彌三郎、柿の筒袍(ツッポウ)、同じく脚絆大船の舵子(かこ)の拵らへ」

つつ‐ぽ【筒袍】

〘名〙 (「つっぽ」とも) =つつっぽう(筒袍)
※歌舞伎・小袖曾我薊色縫十六夜清心)(1859)大詰「杣六・斧蔵・なた六・木場作、山裁附(やまたつつけ)・つつぽ」

つつっ‐ぽう ‥パウ【筒袍】

〘名〙 筒袖(つつそで)着物江戸時代子供の着物や大人肌着として用いられ、また、下男下女略服や、職人物売りなどの仕事着として用いられることも多かった。つつそで。つつぽ。つつっぽ。つっぽう。〔俚言集覧(1797頃)〕

つつっ‐ぽ【筒袍】

〘名〙 =つつっぽう(筒袍)随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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