蔦漆(読み)ツタウルシ

デジタル大辞泉 「蔦漆」の意味・読み・例文・類語

つた‐うるし【×蔦漆】

ウルシ科の落葉性のつる植物山地にみられ、茎から気根を出して樹木などに巻きつく。葉は3枚の卵形小葉からなる複葉で、秋に紅葉する。雌雄異株初夏黄緑色小花をつける。樹液は有毒で皮膚につくとかぶれる。

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精選版 日本国語大辞典 「蔦漆」の意味・読み・例文・類語

つた‐うるし【蔦漆】

〘名〙 ウルシ科のつる性落葉低木。各地の山地に生える。茎から気根を出して他物にからむ。葉は三個の小葉からなり、各小葉は長さ約一〇センチメートルの卵形または菱(ひし)形。初夏、葉腋(ようえき)に短い円錐花序を数本出し、ごく小さな黄緑色の五弁花を密生する。触れるとかぶれることがある。紅葉が美しいので栽植されることも多い。漢名、鉤吻。野葛。漆づた。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蔦漆」の解説

蔦漆 (ツタウルシ)

学名Rhus orientalis
植物。ウルシ科の落葉木質つる植物,園芸植物,薬用植物

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