デジタル大辞泉
「鬼胡桃」の意味・読み・例文・類語
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おに‐ぐるみ【鬼胡桃】
〘名〙 クルミ科の落葉高木。各地の
山野の渓流沿いに多く生える。高さ二〇メートル以上に達するものもある。幹は直立し、太い枝を広く張り出し、若枝には黄褐色の軟毛を密生する。葉は九~一五個の卵状長楕円形の小葉に分かれる。雌雄同株。花は五月ごろ咲き、雄花穂は長さ一五~三〇センチメートルの黄緑色で
前年の枝から垂れ下がり、雌花穂は新枝の先に直立する。果実は径約三センチメートルの球形で密に毛におおわれ、殻には深いしわがあり非常に堅い。材は家具・器具材とされ、
樹皮は
草木染めに用い、果実は
食用とする。漢名に山胡桃をあてるが
別種という。
くるみ。やまぐるみ。みぐるみ。《季・秋》
※
御伽草子・鼠の
権頭(室町時代物語大成所収)(室町末)「いかなる、おにくるみをも、かみわらんと、たしなみをきし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
鬼胡桃 (オニグルミ)
学名:Juglans mandshurica subsp.sieboldiana
植物。クルミ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報