改訂新版 世界大百科事典 「アクサーモスク」の意味・わかりやすい解説 アクサー・モスクJāmi` al-Aqṣā' エルサレムの聖域,ハラム・アッシャリーフの南西端に位置するモスク。ウマイヤ朝時代に建造され,以後,改築・補修を重ねたので,最初のものとしてはアーケードが残っているにすぎず,初期の様相はつまびらかでない。現在のモスクは,1345-50年(マムルーク朝時代)に再建されたもの。ミフラーブを主軸とする側廊と,ミフラーブ前方のドーム,キブラ壁に平行する列柱など,全体の構成はウマイヤ・モスクのそれに類似している。執筆者:杉村 棟 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「アクサーモスク」の意味・わかりやすい解説 アクサー・モスク エルサレム旧市街のイスラム教徒の聖地〈ハラム・アッシャリーフ〉の南西端に,〈岩のドーム〉と対をなして位置するモスク。名はコーラン第17章〈夜の旅〉に由来。7世紀ウマイヤ朝の創建といわれるが,現在のものはマムルーク朝期1345年―1350年の再建。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by