アゲラタム(その他表記)Ageratum; flossflower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アゲラタム」の意味・わかりやすい解説

アゲラタム
Ageratum; flossflower

キク科アゲラタム属の総称で,一年草,多年草または亜低木。和名はカッコウアザミ属。熱帯アメリカに約 60種が原産し,世界の熱帯や亜熱帯に広く帰化している。葉は心臓形で縁に鋸歯があり,下部で対生。茎が伸びると上部で互生する。茎頂にアザミに似た頭状花序を形成し,青紫,紫,桃,白などの花色がある。一般に,カッコウアザミとアゲラタム・ホウストニアヌム (オオカッコウアザミ) A.houstonianumが園芸植物として利用される。花壇用の園芸植物として改良が進み,高さ 15cm前後になる分枝の多い矮性品種が,早春から小苗で大量に流通する。鉢植,プランターなどの容器栽培にも適し,高性種は切り花としても利用される。低温と極端な高温を嫌う。園芸的には一年草として扱われるが,冬は明るい室内または温室で越冬させれば,多年草として楽しめる。夏場に茎が徒長したり花がつきにくくなった場合,地際から 10cm前後まで切り戻すことにより,秋に再び開花し,霜がおりる頃まで咲き続ける。春に種子をまくか,挿木で増殖させる。

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百科事典マイペディア 「アゲラタム」の意味・わかりやすい解説

アゲラタム

熱帯アメリカ原産のキク科の一年草または多年草で,40〜50種がある。よく栽培されるアゲラタム・ヒューストニアナム(オオカッコウアザミ)は,メキシコなどに原産する低木状になる多年草だが,一般に春まきの一年草として扱う。草たけ60cm前後。ふつう矮(わい)性品種が花壇用に作られる。青紫色または白色の花を散房花序にたくさんつける。花期は6月より霜の降りるまで続く。カッコウアザミは一年草で導入は古いが,現在栽培は少ない。

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