ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アディーブ・サービル」の意味・わかりやすい解説
アディーブ・サービル
Adīb Sābir
[没]1147
ペルシアの詩人。セルジューク朝スルタン,サンジャルに仕えた宮廷詩人。スルタンの密命によりホラズム・シャー朝の内情を探りに行き,事が露見してオキサス川に投込まれ非業の最期をとげた。作品『アディーブ・サービル詩集』 Dīwān-e Adīb Sābirは頌詩と抒情詩から成り,主としてガズニー朝時代の一流詩人ウンスリー,ファッルヒーのスタイルを踏襲している。
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