アディーブ・サービル(その他表記)Adīb Sābir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アディーブ・サービル」の意味・わかりやすい解説

アディーブ・サービル
Adīb Sābir

[生]? ティルミズ
[没]1147
ペルシアの詩人。セルジューク朝スルタン,サンジャルに仕えた宮廷詩人。スルタンの密命によりホラズム・シャー朝の内情を探りに行き,事が露見してオキサス川に投込まれ非業の最期をとげた。作品『アディーブ・サービル詩集』 Dīwān-e Adīb Sābirは頌詩と抒情詩から成り,主としてガズニー朝時代の一流詩人ウンスリー,ファッルヒーのスタイルを踏襲している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アディーブ・サービル」の意味・わかりやすい解説

アディーブ・サービル
あでぃーぶさーびる
Adīb ābir
(?―1147ころ)

ペルシアの詩人。ホラサーン地方のティルミズ出身で、セルジューク朝のスルタン、サンジャルに仕えた宮廷詩人。スルタンの使者としてホラズムシャー朝アトスィズのもとに赴き、オクサス川に投げ込まれ、悲惨な最期を遂げた。ホラサーン・スタイルによる『アディーブ・サービル詩集』は頌詩(しょうし)が主体であるが、叙情詩にも優れる。また著名な書記としても活躍した。

[黒柳恒男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む