生体分子にみられる分子間の特異的な相互作用を利用して分離する液体クロマトグラフィーの一種.酵素と基質,あるいは酵素と阻害剤,抗原と抗体などのように生体内には両分子間で特異的に結合する性質を有するものが多く存在する.その両分子をX,Yとすると,このXをなんらかの手段で不溶化し,カラムに充填した後,Yを含む溶液を通過させればYは特異的にカラムに吸着される.これを適当な溶媒で溶出すれば目的とする分子Yが精製される.不溶化は,不活性な不溶性の担体に共有結合で結合させることが多い.たとえば,種々の酵素の基質をアガロースゲルに結合させ,対応する酵素を精製したり,インスリンをアガロースゲルに結合させ,インスリンの抗体を分離した例がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加